たんころりんの夕涼み
2023年8月5日(土)~15日(火)
毎日酷暑が続いておりますがお変わりありませんでしょうか?早いものでたんころの季節がやってきました。今年は、ユネスコ無形文化遺産に登録された「綾渡の夜念仏と盆踊」が披露されます。10日と15日は平勝寺(へいしょうじ)で執り行われますが、相当な混雑が予想されるため、5日の観覧がおすすめとなります。
19:00から本町・田口邸前から夜念仏を唱えながら、田町方向へ向かいます。左折して、正面『陣屋跡地』へ入り、盆踊りを披露します。
陣屋跡地には今年たんころりんの会が制作した様々な大きさのたんころりんが夜念仏を盛り上げることでしょう。
2023たんころりんの夕涼みのポスター
マンリン小路
新町界隈
夕暮れの足助川
飯盛橋
綾渡の夜念仏と盆踊とは
夜念仏は、新仏のある家々を回り、回向を手向けた後、手踊り(盆踊り)を踊るもので、かつては旧足助町から稲武を経て、岐阜県の旧上矢作町にかけて広く行われていた。足助でも14地区で行われていたが、今も残るのはこの綾渡の里だけである。昔は青年が中心となって旧暦の7月1日から17日まで行っていた。しかし、戦後、戸数が少なくなり継続が難しくなったことから保存会を結成し、今では8月10日と15日の2回、平勝寺境内で行われている。
午後7時ごろ、平勝寺の参道から隊列を組んで、「道音頭」を唱えながら山門手前の石仏の前まで練り込むと「辻回向」となる。この後山門前で「門開き」、観音堂前で「観音前回向」、氏神神明宮前で「神回向」、最後は平勝寺本堂前で「仏回向」を唱和する。鉦だけの素朴な念仏が境内に響きわたる。