手づくりは最高のごちそう!
手間ひまをかけて作る楽しさ、美味しさを感じて学ぶ料理教室「食の学校」。
毎月テーマが変わり、色々なことに挑戦できます。是非ご参加ください。
令和7年3月1日10:00~11:30。

今回の食の学校は「おこしもの作り」です。今回の講師は村瀬奈織です。
まずは、母屋のテーブルで、おくどの役割やおこしものについて説明後、作業開始。
米粉をこねる
米粉に適量の熱湯を少しづつ入れ、菜箸で混ぜてから手でしっかり捏ねる。
型に詰める
型に詰める時は、張り付かないように、型にあらかじめ米粉をまぶします。
耳たぶくらいの柔らかさでなめらかになったら、適量を木型に詰める
型から外す(おこすとき)
型をおこしてトントンと打ち付けて型から外す(おこす)ことから、このおこしものという名前が付けられたのだそうです。
諸説ありますが、足助ではそう言い伝えられています。
色付け
形を作ったおこしものに色水で色柄を付け、蒸し器に並べて蒸す(10~15分)
2種類の色付け
・生地に色をつけて部分ごとに詰める
・型をおこしてから筆で色を塗る。
蒸す
出来上がったおこしものを蒸し器で15分程度蒸す。
出来上がり
そのまま食べても美味しいですが、飾ってから炭火で温めて食べてもらっても良いです。
ちょっとお醤油や砂糖醤油をつけていただいても良いですが、まずは昔ながらの、米粉の甘みを感じていただけると良いと思います。
からすみ
一般的にはボラの卵を乾燥させたおつまみのことですが、この辺りでからすみといえば、稲武のからすみです。ただ型は使わず、米粉と砂糖を熱湯で練り上げて蒸したお菓子のことです。
まとめ
おひなさんと一緒に飾るのがおこしものですが、型を作れる職人さんもいなくなってしまったことから急激に衰退が進んでしまいました。足助屋敷ではもう使わなくなってしまった型をお預かりしています。捨ててしまうのであればお声がけください。