手づくりは最高のごちそう!
手間ひまをかけて作る楽しさ、美味しさを感じて学ぶ料理教室「食の学校」。
毎月テーマが変わり、色々なことに挑戦できます。是非ご参加ください。
令和6年7月23日。今回の食の学校は「夏野菜の粕漬け作り」です。今回の講師も村瀬奈織です。今年の夏は暑すぎるせいなのか有り余るほどの野菜が採れてしまいます。そんな時こそ粕漬けにして保存し、少しづつ消費していきたいものです。
関谷醸造の酒粕について
冬にできた粕を夏まで置くと、もう一度発酵してあります。柔らかく上品で旨みが多い酒粕です。酒粕というのはそのままでも食べられるものです。
夏野菜の塩揉みを作る
保存食を作る上で、素材の水分が残った状態がカビなどの発生原因となってしまうためまず塩揉みして、野菜の水分を抜くことが必要です。塩は天然塩が美味しいです。ただ、なぜか塩漬けは色が黒くなってしまいます。逆に酒粕は色がつきません。
酒粕は2・3度使える
酒粕は2・3度再利用できますが、野菜の水分が入るため本来は1回のみですが、もったいないので2度目は魚などをつけるのが良いと思います。酒の風味は落ちてしまいます。
漬物粕は?
ホームページなどによっては漬けた後の酒かすは食べられないなどと書いてあるものもありますが、またはよく洗い落としてと書いてあるのですが、粕がついたまま食べられます。ついたままなら酒の風味も感じられます。残った酒粕と調味料と混ぜてドレッシングなどにもお使いいただけます。マヨネーズと混ぜるだけでもとっても美味しいです。スティック野菜につけてお楽しみいただけます。ただし米糠は食べられません。酒粕ならではです。
まとめ
そもそも酒粕は発酵食品で、食物繊維、ビタミンB群などを多く含んでおり、健康調整機能が上がるといわれています。天然素材同士で発酵させて美味しく、しかも健康的な食品を得られるなんて、昔の人の知恵には、本当に驚かされます。