手づくりは最高のごちそう!
手間ひまをかけて作る楽しさ、美味しさを感じて学ぶ料理教室「食の学校」。
毎月テーマが変わり、色々なことに挑戦できます。是非ご参加ください。
令和5年10月11日。今回の食の学校は「秋を食す」です。今回の講師は山田弘先生です。秋の味覚キノコ狩りと勉強会。取ったキノコはお持ち帰りいただき、自宅で秋の味わいを楽しんでいただきます。
講師の山田弘先生は、御年88歳です。豊田西高校などで教鞭をとられ、豊田市植物友の会会長などを歴任されました。足助の催事に20年以上関わっていただきましたが、今回が最後。後任を紹介されました。寂しいですが、仕方ありません。弟子と呼べる人が数人できましたので、来季も催事は継続できそうです。
始まりの会終了後、40分程車で移動し、きのこの採取を開始しました。
雨の後で条件的には良さそうですが、パッと見た感じきのこはありませんでした。歳時記にキンモクセイが咲いた時にきのこも最盛期を迎えるそうですが金木犀はまだ香りません。
参加者の皆さんが通った道にも、先生は淡々と見つけます。『きのこは千人の股をくぐる』と言って誰かが採取した後でもしっかり残っているいるものなのだそうです。
↑オウギタケ
↑アミタケ
↑ハツタケ
↑ドクベニタケ
↑アミタケ
↑オオキツネタケ
↑アミタケ
↑オオキツネタケ
↑オウギタケ。若干の心配は杞憂に終わり、むしろたくさん見つかりました。
これはアミタケ。味噌汁の具にするととっても美味しく頂けます。
傘はしっとりしており裏は網目状になっているのが特徴です。
これはハツタケ。これも味噌汁の具や炊き込みご飯に⚪︎。バターで炒めるのも美味です。きのこには菌糖(きんとう)という菌類特有の糖分(トレハロース)があるのと、うまみ成分(アミノ酸)が豊富にあり、よりおいしいのです。
ハツタケの裏の部分。触れた所から紫というか緑色に変色して毒々しいですが、毒キノコのではありません。
↑ナラタケ
↑アカモミタケ 珍しくておいしいキノコです。
↑アカヤマタケ
↑ヌメリイグチ
↑ヌメリイグチ
↑ヌメリイグチ
↑ドクベニタケ
気づけば、各参加者の皆さんもたくさんの収穫に。いくらたくさんあると言っても少しは残すのが鉄則。
これで一旦足助屋敷に戻ります。
戻ってからは、山田先生とお弟子さんにより食べられるキノコとそうでないもの(毒や傷んでいるもの)に分けて行きます。
参加者の中にはレアなキノコ(ハタケシメジ)を発見した人もいます。これは本当においしいそうです。
試食タイム
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。そして山田先生、長きにわたり、食の学校、足助町の時代からお付き合いいただきましてありがとうございました。今まで教えていただいた宝を後世へと引き継げるようにして行きたいと思います。今後もご指導をお願いいたします。
そして、なるほど。帰り道、キンモクセイが香っていました。