1月7日(土)午前11時より毎年恒例の「足助八幡宮 七草がゆ」が行われます。
毎年人気の催事となっており、昨年は400食分を用意したにもかかわらずなくなってしまったため、今年は600食分を用意しました。
温かい炊き出しを行うのは、足助のAT21倶楽部とその他有志の皆さんです。
お給仕のお手伝いは足助の観光ボランティアガイドさんが行いました。寒い中準備が始まりましたが、しだいに優しい日差しと七草粥で体の芯から暖かくなりました。
今では少なくなってしまった日本の古き良き風習です。
七草がゆとは
七草粥の風習は中国より伝わり、室町時代にお粥に代わっていきました。現在ではお正月の行事として定着していますが、本来1月7日の「人日(じんじつ)」の日に行われる五節句の中の1つの行事です。
なぜ「人日」と言うのでしょう?
古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狛(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていたそうです。そして、この日には7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって“七草がゆ”となりました。
使われている春の七草は早春の頃一番に芽吹くもので、邪気を払い無病息災を願って食されています。正月に飲み食いして疲れた胃を休め、日常の食生活に戻る1つの区切りとなっています。
[春の七草の効能]
セリ・・・ ビタミンCが豊富で、鉄分・食物繊維を多く含み貧血や便秘に効果あり
ナズナ ・・・ 高血圧を予防します
ゴギョウ・・・ 胃炎をしずめ、咳・たん・熱を取り風邪の予防に効果あり
ハコベラ・・・ 整腸効果、利尿作用、口臭予防
ホトケノザ・・・健胃効果、解熱作用あり
スズナ ・・・ 整腸効果あり
スズシロ・・・ 整腸効果あり
足助八幡宮
足助八幡宮のご創建は天武天皇白鳳二年(673)と伝えられ、檜皮葺三間社流造の御本殿は国の重要文化財に指定されています。また、県指定文化財で第18回東京オリンピック ライフル射撃競技の手帳表紙図案となった「鉄砲扇的打図」絵馬を始め、数多くの貴重な絵馬が奉納されていますが一般公開はしておりません。
古くから足、旅、交通の守護神として信仰されています。
4台の豪壮な山車と火縄銃で知られる足助まつりはここの例祭です。
足助八幡宮の隣には足助神社があります。この神社は南朝の忠臣・足助次郎重範公をお祀りしています。創建は明治35年3月で、比較的新しい神社です。
所在地 | 〒444-2424 豊田市足助町宮ノ後12-12 |
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日時 | 毎年1月7日11:00~ |
問合せ | 【TEL】0565-62-0516 |
駐車場 | 最寄りの宮町駐車場をご利用ください(500円/回) |
公共交通機関での アクセス方法 |
名鉄豊田線「豊田市」駅 または 愛知環状鉄道「新豊田」駅より名鉄バス足助行きに乗り換え、「香嵐渓」バス停下車。徒歩約1分 |
車でのアクセス方法 | 東海環状自動車道「豊田勘八IC」より国道153号線経由にて約20分 |
関連サイト | 豊田市足助観光協会 公式サイト |