香嵐渓

香嵐渓カタクリの花

カタクリの花は、花が咲くまでに7~8年かかるといわれており、香嵐渓では昔から自生していたものを保護・育成した結果、現在の大きさになりました。3月中旬の暖かい日に一気に開花し、天気の悪い日や、夜には花を閉じてしまいます。開花はもうすぐのことです。

万葉集 大伴家持もこの花の句が詠まれています。

『もののふの 八十娘子らが汲くみまがふ 寺井の上の 堅香子の花』

この「堅香子」は、カタクリの古名です。花の姿が可憐で、スプリングエフェメラル(早春の妖精)ともいわれる彼女達にぜひ逢いにきてください。
ぽかぽか陽気の日には、早春の香嵐渓を散策してみませんか?
カタクリの花と同時期にキクザキイチゲも開花します。小群落を作っていますので、すぐに見つかると思います。
他にも、ヤマルリソウ、ニリンソウ、ナベワリ、ヒトリシズカ、初夏になればシャガの花・・・と咲き始めます。

香嵐渓のカタクリの花は、香嵐渓の飯盛山の北西向き斜面の約0.5haに群生地があります。開花は3月上旬頃から見られます

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