三州足助公社のある豊田市足助町は、何といっても秋の香嵐渓が全国的にも有名な場所です。香嵐渓に隣接する古い町並みでは、その風情ある町をバックボーンとした『中馬のおひなさん』『たんころりん』などの催事が行われています。近年では既存建物を改装して、新たな価値を生み出すリノベーション的な動きもあります。香嵐渓はもみじの老木化に問題提起して、クラウドファンディングで寄付を募るとともに、さらに親しみ、愛される香嵐渓づくりに取り組んでいます。古くから香嵐渓を核として、様々な観光政策に取り組んできた町と言えます。
私自身、そんな足助に惚れ込み、転職してきました。足助の魅力はと言われ、一言で語り尽くすことなどできませんが、住んでいる人の笑顔、四季の移ろいとともに変わる山々の表情、野山の草花、旨い山の恵…など数えられない魅力が詰まった場所です。
これからの観光事業は、今までのように、何かをやればすぐに効果が出るというようなものではなくなってきています。難しいことですが逆にそれが何なのかを見つけ出して形にする楽しみがある所と感じていただきたいのです。
ともに楽しみながらこれからの三州足助公社を切り拓いていこうではありませんか。
株式会社三州足助公社 代表取締役 岡村達司